北 海 道 枝 幸 高 等 学 校
Hokkaido Esashi High school EDAKŌ
北 海 道 枝 幸 高 等 学 校
Hokkaido Esashi High school EDAKŌ
第 2 学年生徒 39 名が、10 月 24 日(火)から 4 泊5日の日程で実施する第2学年見学旅行に出発しました。今年度は、日本の歴史や文化に触れ、研修等、主体的に計画・実践することを通して、枝高生として仲間や社会との絆を深めることを目的として、広島・京都・奈良を中心に研修を行います。
第 1 日目である 24 日(火)は、晴天の下で枝幸高校から広島県までの移動が中心の 1 日となりましたが、第2日目となる 25 日(水)から、いよいよ研修が始まりました。ほとんどの生徒が初めて訪問した原爆ドーム・広島平和記念公園、厳島神社・宮島ともに、平和や日本の歴史についての気付きと学びが多い研修となりました。
以下に生徒の旅のしおりの記録を紹介します。
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(原爆ドーム・広島平和記念公園)
今回原爆ドーム、資料館を見学して平和のために悲惨な過去を忘れる努力ではなく、事実と向き合って受け継いでいく努力が大切だと感じました。
生きたい、死にたくないという思いが被爆資料や遺品などから溢れていて戦争の悲惨さを改めて実感しました。
自分の目で見ることが出来て本当に良かったです。
(厳島神社・宮島)
宮島では歴史ある風景や食べ物そしてたくさんの鹿がいてとても楽しむことができました。特に宮島の醍醐味である厳島神社は昔の人の知恵が沢山あって機能面や見た目の美しさにとても魅力を感じました。
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明日以降も、第2学年 39 名全員で、元気に学びと絆を深められることを願っています。
10月13日(金)に2回目の社会人教育を実施しました。今回は、学校法人帯広大谷学園 近藤 浩平 様をお招きし、「社会人として身につけたい教養」をテーマに講演していただきました。生徒たちはメモをとりながら真剣に話を聞いており、ルールやマナー、目標管理の大切さについて学ぶことができました。
10月12日(木)、本校生徒2年生3名、3年生4名が西條枝幸店前にて、枝幸町ボランティア連絡協議会主催の「赤い羽根共同募金」に参加しました。学校からの呼びかけに対し自主的に集まった7名は、入り口前にて「ご協力お願いします」と募金を呼びかけました。
募金に協力してくださった町民の皆様、ありがとうございました。
10月5日(木)、枝幸町役場総務課防災協働グループ、枝幸警察署、自衛隊の皆様にご来校いただき、一日防災学校が行われました。
津波を想定した避難訓練とその講評や、被災時の緊急対応についての説明と救急法等の体験活動を通し、生徒の防災に対する意識が一段と深まりました。
ご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
10月3日(火)2学年のえさし探究成果発表会を実施しました。生徒は各班毎にテーマを決め、1班10分程度の発表を行いましたが、それでも時間が足りない程、充実した発表会となりました。発表の概要は次の通りです。
【鉄道の歴史】
枝幸町にかつて走っていた鉄道の歴史をまとめた。
【枝幸の文化~カーニバルのカニチャー~】
枝幸町のかに祭りで観光客にインタビューやアンケートをとり、また枝幸町役場にも宣伝方法を尋ね、もっと枝幸町のかに祭りを広めるための方法を模索した。
【枝幸の酪農~牛乳の消費について~】
全国的に牛乳の大量廃棄が問題となったことに危機感を感じたことをきっかけとして、全国の対応法を参考に自分たちができることを考案して実践した。
【海洋ゴミについて 】
枝幸町の海岸に漂着したゴミを調査して、世界規模で起こっているゴミ問題に着目。どうしたら海洋ゴミを減らせるのかを模索した。
【枝幸の生態系~エゾサンショウウオ~ 】
北海道に生息するエゾサンショウウオが枝幸町にも生息していることを知り、実際に現地調査を行い、その生態や個体数などを調査した。
枝幸と熊の共生 今年は枝幸町も含め、全道的に熊の目撃情報が多発していることをきっかけに、熊の生態や危機回避の方法を調査した。その中で見つけた熊撃退スプレーの効果を内容物や射程距離などを分析して評価した。
【枝幸の観光客を増やすために 】
枝幸町の魅力を考え直して、その中の流氷に着目した。流氷を使ったツアーを検討して、それによるメリット・デメリットを考えた。
【枝幸の牛乳を比較!! 】
枝幸町の酪農は盛んであり、それを広めるための方法として、牛乳を使った牛乳プリンやケーキを考案して、実食を繰り返し、販売を目指した。
昨年度からご協力いただいたえさし探究関係者の皆様、またご来校いただいた学校運営協議会の委員の皆様をはじめとした関係各所の皆様、ありがとうございました。今後も枝幸高校の教育活動にご協力をよろしくお願いします。