8月18日(金)18:30~20:00、枝幸中央コミュニティセンターを会場に、小中高校の保護者や教員、町民の方々約100名を対象として思考の整理収納塾代表の田川瑞枝氏を講師に、小中高連携講座を実施しました。
「家庭でのアクティブ・ラーニング~家族の成長~」と題して行われ、「脳のクセを知ろう」では、京大坂野登名誉教授が提唱する「利き脳」で変わる片付け方について、右脳と左脳の得意分野、機能分担などの脳の「クセ」を知ることで、「勉強しなさい」「片付けなさい」と言わない子育てが身に付くとの説明がありました。左右の指を組んだときに親指が下になる方、腕組みをしたとき下になる腕がそれぞれ右脳、左脳の利き脳を表すとして、その組合せにより左左脳、右左脳、左右脳、右右脳の4タイプに分かれるとし、受講者はそれぞれ指や腕を組みながら、自分の脳のタイプを確認しました。挙手により参加者のタイプを確認する際に、同じタイプの脳を持つ人同士が集まりやすい傾向があることを知らせると、自分以外に誰がいるかを確認しながら、「やはり」「意外」などの声が聞かれ、盛り上がりました。
また、「家族の成長」では、家庭でもできるアクティブ・ラーニングとして、家族会議の実施を提唱し、子供からの提案や意見を取り込みながら、主体的に参加し課題を探して解決するというライフオーガナイズの手法が、これからの学校教育に活用される「アクティブ・ラーニング」と共通しており、子供の片付け力と論理的思考力を形成するのに役立つとのことでした。
参加者からは、「片付けのステップやポイント、子供と話すときに大切なこととして子供のしたいことを聞き出す、促すことなどが分かった」、「収納、後片付けを通して、子供たちに自ら進んで課題を考えさせ、その解決方法を提案できるようにしていくということに納得した」、「片付けから家庭、子育て、アクティブ・ラーニングと、すべてを包括する流れでよかった」等の声が聞かれました。参加いただきました方々にお礼申し上げます。