家庭総合の時間に、２年Ａ組、１年Ａ組が枝幸保育所を訪問し、幼児とのふれあい体験を行いました。

　保育所では０歳～５歳のクラスに分かれて入り、子どもや先生の様子を観察し、子どもと一緒に遊びました。両クラスとも、前半期間で実習を終えた２年Ｂ組や１年Ｂ組の生徒が感じた子どもと遊ぶときのコツやアドバイスを事前に聞き、実習に臨んだので子どもとも早く打ち解けることができていました。


 

　元気いっぱいの保育所の子どもと遊ぶ時、生徒の顔には笑顔があふれ、普段の学校生活では見ることのできない表情も見ることができました。


 

　学校に帰って来て、子どもの様子についてレポートにまとめ、各年齢ごとに報告を行いました。異年齢の園児の様子について報告を聞き、生徒は「１才年齢があがるだけで、できる遊びや、子ども同士の関わり方が全然違うことに驚いた。」「保育士さんは子どもにダメなことはダメと伝えている。それぞれの年齢に合わせた注意の仕方をしていることが分かった。」「５歳クラスの子どもは小学校に行くことを意識していた。保育所では０歳から５歳まで幅広い子どもを相手にしていると分かった。」と感想を述べており、充実した実習の振り返りをすることができました。


 

　今回、保育所で子どもと一緒に遊ぶことにより、子どもの成長、発達に理解を深め、また子どもは周りの人との関わりの中で成長していくということについて実感を伴って考えることができたようです。生徒の中には枝幸保育所の卒園生も多くおり、「自分もここでいろんな人に支えてもらって大きくなったんだと感じた。」「この子たちもだんだん成長して自分たちのようになっていくのだと思うとすごい。」と自身の成長と合わせて感想を話している生徒もいました。



　今年度のふれあい体験は無事終了し、生徒にとって大変有意義な時間となりました。季節柄お忙しい中、快く高校生の訪問を受け入れてくださり、ご指導をいただきました枝幸保育所の職員の皆様、一緒に遊んでくれた園児の皆さんに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。