6月27日(月)6校時、3学年58名の生徒による模擬投票を実施しました。これは7月の参議院選挙で選挙権を得る生徒(16名・約28%)を含む3年生に対し、18歳選挙権の意義を理解し、主体的な判断による投票行動を行える生徒を育成することを目的とした主権者教育の一環として実施しました。
投票までの7回の放課後学習会(25分授業)では、選挙の仕組みや政党の主張のとらえ方について、副読本や報道記事を利用し、ワークシートを活用しながら学習してきました。また、参院選投票日は、学校祭2日目と重なるため、期日前投票の仕組みを含め、選挙権を行使することの重要性についても学びました。
模擬投票では、事前に消費税、少子高齢化・福祉対策、景気・雇用対策、安全保障政策の4項目を争点とした模擬候補者を立て、自分が考える社会を実現してくれる候補者に投票することとし、当日は枝幸町選挙管理委員会の協力を得て、実際の選挙で使用する投票箱、記載台を用意して行いました。また、投票と併せて、選挙業務を支える選挙管理委員の仕事についても理解するため、投票入場券の送付や投票用紙の交付、投票の立ち会いも生徒が行い、開票作業も行いました。投票の結果、消費税の段階的な削減や少子高齢化に手厚い支援を打ち出した候補者が過半数を獲得し当選しました。
生徒は事前の学習を生かして真剣に取り組み、実施後のアンケートでは、「自分の投票した候補が当選するかが気になった」、「簡単な手続きで投票ができることがわかった」などの回答があり、選挙に対する興味や関心が高まった様子で、これからの選挙権の行使に向けて、意義のある模擬投票となりました。