11月10日(火)5,6校時、全校生徒を対象に「命の大切さを学ぶ教室」を開催しました。講師に北海道交通事故被害者の会の前田敏章様をお迎えし、「命とクルマ~遺された親からのメッセージ~」と題してご講話いただきました。前田様は20年前にご息女様を交通事故で亡くされた経験から、一瞬にして命が奪われてしまう残酷さ、遺された家族が抱き続ける悲しみと無念さ、そして人命の尊厳さをお話しくださいました。悲痛なほどの家族の想いを、生徒は神妙に受け止めていたようでした。また、クルマ社会である現代において、改めて車の危険性を知るべきであることも学ぶことが出来ました。交通死傷被害者をゼロにする社会を私たちが創っていくべきだと感じました。
前田様の「娘の死を無駄にして欲しくない」というメッセージを、私たちはしっかりと受けとめなければなりません。また、これから免許を取得し、クルマ社会に生きる生徒達には、車と歩行者が共存でき、掛け替えのない命を事故で失うことのない社会を目指して運転者としての責任と義務を忘れないでほしいと思います。