5月25日(木)6校時目に、「町外出身者から見た枝幸町の素晴しさ」と題し、「歌登地域おこし協力隊」の佐藤 諒様と「オホーツクミュージアムえさし」の学芸員臼井 平様をお招きして、第1回「地域学習」の講演を行いました。
佐藤様からは、大学卒業後に枝幸町に来てから感じたことをお話しいただき、「仲間意識が非常に強い街であること」「山菜が身近に採れ、カニやタコなどの海産物が大変おいしい」など、枝幸町に来てから気付いた魅力を中心にお話ししていただきました。
臼井様からは、学芸員としてみた枝幸町の魅力を「未知」と「特異」と表現する中でお話しいただきました。枝幸は「真の秘境」であり、デスモスチルスの全身骨格化石や新種の花、貝などの「自然調査のブラックボックス」とも言える「未知」がたくさんあり、学芸員にとって宝の山であること、また「特異」な部分として、暖流の対馬海流の影響で南国の魚などが枝幸に到達すること、海抜0メートルで高山植物がみられるという現象をご紹介いただきました。また、最後のメッセージとして「多くの経験をして比較すること。物事は多様性に満ちている。異なる角度から物事を見ることが大切」というお話があり、枝高生への激励をいただきました。
今後も講演のほか、枝幸町の将来像を考えたり、PRパンフレットを作成したりしながら、自分たちの暮らす「マチ」の理解を深めます。