9月8日(火)~10日(木)の3日間、2学年58名が町内の28事業所でインターンシップを行いました。日頃訪れることのある事業所でも、利用者として知っていることと実際に行われている仕事では大きく異なり、多岐に渡る仕事の内容に驚きながらも、慣れない作業が多い中で一生懸命頑張っていました。
洋菓子店「パティスリーひらおか」での実習では、実際に商品となる洋菓子の製作を体験しました。様々な機械や特別な材料を用いながら、趣味として行うお菓子作りとは違い、味だけでなく見た目も大切であるため、緊張した面持ちで取り組んでいました。
「枝幸漁業協同組合」では、帆立貝柱の加工品の製造と箱詰めを行いながら、今冬の悪天候による帆立の不漁により、多くの漁業者が大きな打撃を受けていることを聞き、町の基盤となる漁業が多くの人の生活に影響を及ぼすことを改めて認識していました。
「枝幸幼稚園」での実習を行った生徒は、「分かりやすく言葉を伝えることが難しく、子供にも分かる言葉でコミュニケーションをとろうと努力した。子供たちが『自分で出来ることは全部自分でやる』という意識を持っていることが新しい発見だった」と語り、普段とは違う「先生」としての振る舞いで熱心に指導していました。
進路指導部長の中村遼教諭は、「普段経験することのない仕事が多く、従業員の息の合った仕事ぶりに戸惑うことも多かったようだが、普段学校で見る姿とは比べ物にならないほどたくましく見えた」と語っていました。
貴重な体験の機会を提供していただき、丁寧にご指導いただきました関係者の方々に心よりお礼申し上げます。